3月22日(現地時間)、解任されたチョードリー前最高裁長官が復職しました。
パキスタンの政情の安定にとってプラスの材料と思います。
米国は、アフガニスタンを対テロ戦の重要地域としていますが、パキスタンで対タリバンの戦いが不調な状況にあるようです。
3月21日(現地時間)、報道によれば、米CIA(中央情報局)のパネッタ長官は、パキスタンの首都イスラマバードを訪れ、ザルダリ大統領らと会談し、隣国のアフガニスタンで進める対テロ戦に関し、米国がパキスタン治安部隊の強化に協力する準備を進めていることを明らかにしたようです。
パキスタンでは、米国がアフガニスタンでの対テロ戦の一環から、パキスタン南西部にも無人機による爆撃を行うとの米紙報道から、パキスタン国内で反発が強まっているようです。
パキスタン現政権は、従来の米国のパキスタンに対する政策がうまくいっていないと認識している模様であり、アフガニスタン問題に関連し、パキスタンにおける米国政策の推移が見守られるところかと思います。