3/30(現地時間)の米国自動車メーカーへの支援に関するオバマ大統領の声明をTV放送を見ました。
オバマ大統領の声明で印象に残ったコメントは、
・自動車産業は、アメリカの精神の象徴、米国の誇り、米国経済の柱である。
・自動車産業が過ちをおかしたままで米国政府が支援を続けるわけにはいかない。
・GMとクライスラーから提出されたリストラ案は十分ではないとして、さらなるリストラを求めた。
・クライスラーはGMより厳しい困難に直面している。
・ワゴナー会長の退任は経営責任による引責を求めたものではなく、新たな対応を進めるため。
・部品メーカー、ディーラーなど幅広い利害関係者に痛みを求めなければいけない。
・カナダ政府も米国政府の対応を支持すると理解している。
GMの新たなCEOに就任したのはフリッツ・ヘンダーソン氏で社長兼最高執行責任者(COO)の職にある人物です。
向こう60日間に、債権者や労組との合意に向けた交渉を行うことになります。
オバマ大統領の声明は、自動車産業に関する失業増加と、クライスラーとフィアットとの提携を是とするとも受けとめられる内容であったとの印象です。
今後、米国民の世論なども含め、推移が見守られるところかと思います。