アフリカ中部に位置するコンゴは、厳しい経済情勢に直面しているようです。
コンゴは、アフリカ最大の鉱物資源国として知られ、輸出の約9割がコバルト・ダイヤモンド・金等で占められ、1970年代初期までは、順調な経済発展を遂げたものの、銅価格の低迷や対外債務の増大等によって1970年代末期以降経済困難に直面しました。
コンゴの経済成長率は、2007年には6.5%であったものの、今回の経済後退によって、コンゴから海外投資家が資金を引き上げる動きにあり、厳しい経済情勢で、失業率は大きく増加しているようです。
銅鉱山を抱えるあるコンゴの町では、町の半分が職を失ったとの海外メディアの報道もあります。
多くの国で、外資引き上げの影響が出ている中、IMFの融資に注目が集まっています。
市場では、4月2日のG20ではIMFの財源は引き上げられる可能性が高いとの見方があるようです。
今後の推移を見守りたいと思います。