最近、IFRS導入コストに関する雑誌のコラム記事(旬刊経理情報 2009/2/1号 p.1)を目にしました。
記事では、
SECが、米国企業がIFRS導入で最初の3年間に必要とする平均コストを1社32百万ドルと見積もっている。
しかし、過去、SECはSOX方導入における初年度費用を約9万ドルと見積もっていたところ、実際には約3百万ドルを必要とした。
と指摘しています。
恥ずかしながら、個人的には、IFRS導入に関する日本の議論は、IFRSの内容自体が中心で、あまりコストに関する議論は耳にしたことがありませんでした。
記事は、日本のIFRS導入議論に関し、コストや体制整備に警鐘を鳴らしていました。
既にIFRSは相当議論されているところ、今後、こうした議論がさらに深まっていくかと思います。
今後の推移を見守りたいと思います。