2月3日(現地時間)、イランは、同国初の国産人工衛星の打ち上げに成功したと表明しました。
今回の表明は、政府によるもので、海外メディアによるイラン現地の市民へのインタビューでは、本当に成功したとは思えないとのコメントも出ているようであり、国際機関が確認したかどうかは不明です。
イランは、今回の人工衛星は、通信衛星で、平和的利用を目的としているとしています。
しかし、イランは核開発が問題になっているところ、人工衛星の技術と組み合わせれば、核弾頭付の長距離ミサイルを開発可能とみられます。
海外メディアの報道をみる限り、欧米では、今回の人工衛星打ち上げに反発する見方が強まっているようです。
同日、韓国の情報当局は、北朝鮮で弾道ミサイル発射準備の兆候とみられる動きがあることを明らかにしました。
イランと北朝鮮のこうした動きは、世界の安全保障面に不安定な影響を与える懸念を感じるところ、今後の行方が気にかかるところです。