海外メディアによれば、国際法律家委員会は、英米はテロとの戦いにより国際法の枠組みを壊していると結論つけた報告を行ったようです。
国際法律家委員会は、世界各国の弁護士、判事から構成されています。
今回の報告は、3年間に亘り研究されてきたもので、9.11事件以前の法律で十分現在のテロに対応可能としています。
9.11事件以降導入されたテロ対策の法制度の多くは違法でその効果は疑問としてます。
キューバのグアンタナモ米海軍基地は、よく法律上の議論の的になってきましたが、オバマ政権は、同基地のテロ容疑者収容所を閉鎖することを表明しています。
米国メディアによれば、オバマ政権は、同基地の拘束者のうち、誰を釈放し誰を告発するかについて、必ずしも順調に推移していないようです。
国際的な金融市場の混乱、世界的な景気後退への対応、テロとの戦いなど、何れも一つの国で解決できる問題ではなく、国際的な協調が重要なテーマばかりです。
国際的な協調には、前提となる国際的なコンセンサスないしルールが重要と考えられるところ、今後、多角的にルールのあり方が議論されていくのかもしれないと感じた次第です。