2月27日(現地時間)、米商務省が発表した第4四半期のGDP改定値は、年率換算で前期比マイナス6.2%と、速報値のマイナス3.8%から下方修正されました。
2月27日(現地時間)、公表されたミシガン大学米消費者信頼感指数(確報値)は56.3となりました。
これは、2008年11月以来の低水準でした。
米ミシガン大消費者信頼感指数 | |
2009/2 | 56.3 |
1 | 61.2 |
2008/12 | 60.1 |
11 | 55.3 |
10 | 57.6 |
9 | 70.3 |
8 | 63 |
7 | 61.2 |
6 | 56.4 |
5 | 59.8 |
4 | 62.6 |
2月27日(現地時間)、公表されたミシガン大学米消費者期待指数(確報値)は50.5となりました。
これは、2008年6月以来の低水準でした。
米ミシガン大消費者期待指数 | |
2009/2 | 50.5 |
1 | 57.8 |
2008/12 | 54 |
11 | 53.9 |
10 | 57 |
9 | 67.2 |
8 | 57.9 |
7 | 53.5 |
6 | 49.2 |
5 | 51.1 |
4 | 53.3 |
ミシガン大米消費者期待指数は、景気回復の前に上昇する傾向がありますが、消費者信頼感指数からすると、米国の足元の消費マインドは冷え込んでおり、景気回復までには程遠い状況にあると言えます。
今回公表された米国GDPは、厳しい数値となりましたが、この傾向はしばらく続く可能性が高いと思います。
気にかかるのは、個人消費支出価格指数はマイナス5%と、過去最大の低下率を記録し、食品とエネルギーを除くコアPCE価格指数もプラス0.8%上昇と、小幅な伸びにとどまったことです。
デフレ入りの懸念が強まったようにも見えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。