2009年2月28日土曜日

米国第4四半期GDP改定値とミシガン大消費者期待指数

2月27日(現地時間)、米商務省が発表した第4四半期のGDP改定値は、年率換算で前期比マイナス6.2%と、速報値のマイナス3.8%から下方修正されました。


2月27日(現地時間)、公表されたミシガン大学米消費者信頼感指数(確報値)は56.3となりました。
これは、2008年11月以来の低水準でした。


 米ミシガン大消費者信頼感指数
2009/256.3
161.2
2008/1260.1
1155.3
1057.6
970.3
863
761.2
656.4
559.8
462.6


2月27日(現地時間)、公表されたミシガン大学米消費者期待指数(確報値)は50.5となりました。
これは、2008年6月以来の低水準でした。


 米ミシガン大消費者期待指数
2009/250.5
157.8
2008/1254
1153.9
1057
967.2
857.9
753.5
649.2
551.1
453.3


ミシガン大米消費者期待指数は、景気回復の前に上昇する傾向がありますが、消費者信頼感指数からすると、米国の足元の消費マインドは冷え込んでおり、景気回復までには程遠い状況にあると言えます。


今回公表された米国GDPは、厳しい数値となりましたが、この傾向はしばらく続く可能性が高いと思います。


気にかかるのは、個人消費支出価格指数はマイナス5%と、過去最大の低下率を記録し、食品とエネルギーを除くコアPCE価格指数もプラス0.8%上昇と、小幅な伸びにとどまったことです。


デフレ入りの懸念が強まったようにも見えます。


今後の推移が見守られるところかと思います。