5月19日(現地時間)、公表されたドイツの5月のZEW景況指数はマイナス92.8と、前月比マイナス1.2ポイントとなりました。
事前の大方の市場予想は、前月比でプラスを予想していました。
同時に公表されたZEW景気期待指数は31.1と、前月比プラス18.1ポイントとなりました。
前月比でのプラスは事前の大方の市場予想通りでしたが、プラスの幅は、市場予想を大きく上回ったと言えます。
ZEW景況指数を見る限り、足元のドイツの景況感は非常に厳しく、もうこれ以上は悪くなりようがないといった印象です。
市場では、ZEW景気期待指数の改善を好感したようです。
ただ、ドイツは政策面の支援から自動車は好調に推移しているものの、それ以外の消費は広がりを見せていないのではないかとの懸念があり、今後の推移を慎重に見守る必要があるのではないかと思います。