5月13日(現地時間)、公表された米国の4月の小売売上高は前月比マイナス0.4%となりました。
2カ月連続の前月比マイナスとなりました。
5月7日(現地時間)、公表された米国の4月の主要小売りチェーン各社の既存店売上高は、前年同月比プラス0.7%と、7カ月ぶりにプラスへ転じていました。
低価格チェーンやドラッグストアチェーンが好調だったようです。
市場では、4月の小売売上高もマイナスから脱するのではないかと期待していましたが、マイナスに留まりました。
今回の米国小売売上高のみを見る限り、米国消費は厳しい状況が続いているように見えます。
一般に、米国の小売売上高は、景気回復の先行指標と言え、景気回復を待たずに上向き始める傾向がありますが、この点からすると、米国の景気底打ちは遠のいたように見えます。
今後の推移を見守りたいと思います。