5月6日(現地時間)、公表された4月のADP雇用統計によれば、米国の民間部門雇用者数は前月比マイナス49万1千人となりました。
事前の市場の大方の予想より小幅なマイナスに留まりました。
ADP雇用統計は、米国の企業向け給与計算サービスを行うADP社(Automatic Data Processing)が発表する雇用統計であり、毎月第1金曜日に米国政府より公表される雇用統計に先行して公表されます。
最近の傾向として、ADP雇用統計は米政府の雇用統計との相関が強いと言えます。
単月ながら、民間部門の雇用者数の減少が鈍化したことは、景気動向をうらなう上で好感されることと言えます。
同日の米国NYダウ終値は、8,512.28と前日比プラス101.63(同プラス1.21%)となりました。
今後の推移が見守られるところかと思います。