2009年5月22日金曜日

GM、米国自動車市場の競争環境の行方

5月21日(現地時間)、UAW(全米自動車労働組合)は、米国自動車メーカーGM、米国財務省と暫定的な合意に達したと発表しました。


5月19日(同)、GMは、UAW、米国政府との交渉が難航しており、期限内の合意が難しい見通しだと表明していました。

争点は、UAWの退職者向け医療基金への拠出金と米国政府への債務の削減に関する交渉としていました。


5月19日(同)、オバマ大統領は、全米規模での自動車の排出ガス規制と燃費基準を提案しました。

燃費基準は2016年までに普通乗用車の燃費を1リットル当たり15.1キロに設定するというものです。


最近の報道によれば、富士重工業が、GMとクライスラーの米国内の販売網の取得を検討しているようです。


クライスラーに続きGMも連邦破産法の適用申請に追い込まれるのか、米国の自動車市場の競争環境はどのように変化していくのか、今後の推移が見守られるところかと思います。