2009年5月14日木曜日

日銀の白川総裁コメントと景気ウォッチャー調査

海外メディアによれば、5月13日、日銀の白川総裁は、ロンドンで講演し、日本経済には回復の兆しが見られ、年末に向けて安定し始めるとの見通しを示すとともに、日銀は状況を注視すると述べたようです。


同日公表された4月の景気ウォッチャー調査によれば、景気の現状判断指数(DI)は34.2と、前月比プラス5.8ポイントとなりました。


景気の分岐点となる50は25カ月連続で下回りましたが、4カ月連続の上昇となりました。


この結果のみを見る限り、景気の現状は厳しいものの、少しずつ上向き始めているように見えます。


ただ、市場には、高速料金値下げや定額給付金の効果など一時的なものとの見方もあり、今後の推移が見守られるところかと思います。