5月4日(現地時間)、EU欧州委員会は、ヨーロッパの経済見通しを下方修正しました。
ユーロ圏の2009年の実質GDP成長率予測を1月予想の前年比マイナス1.9%から2.1%引き下げ、マイナス4%としました。
失業率は11.5%に達する見通しとしました。
5月4日(現地時間)、公表された4月のユーロ圏のPMI製造業景気指数(季節調整済)は36.8と、前月の33.9から上昇しました。
PMIは、景気の分かれ目となる50を下回っているものの、景気の底打ちの兆しを示しているように見えます。
今回、EU欧州委員会は、2010年後半にならないと景気は拡大に向かわないとの見通しを明らかにしました。
今のところ、底打ちしたとしてもL字型で、暫くは厳しい経済状況が続く可能性が高いように思いますが、今後の推移を見守りたいと思います。
実質GDP成長率予測
2009 | 2010 | |
ユーロ圏 | -4.0 | -0.1 |
英国 | -3.8 | 0.1 |
ドイツ | -5.4 | 0.3 |
フランス | -3.0 | -0.2 |
ブルガリア | -1.6 | -0.1 |
ルーマニア | -4.0 | 0.0 |
チェコ | -2.7 | 0.3 |
ポーランド | -1.4 | 0.8 |
ハンガリー | -6.3 | -0.3 |
スロベキア | -2.6 | 0.7 |