5月21日(現地時間)、公表された米国の先週分(5月16日終了週)の新規失業保険申請件数は、63万1千件と、前週比マイナス1万2千件となりました。
前週分は63万7千件から64万3千件に上方修正されました。
5月16日終了週までの4週間移動平均は62万8500件と、前週の63万2000件から減少しました。
一般に、新規失業保険申請件数は米国失業率の先行指標であり、景気回復の一致指標と理解されますが、週により大きく変動しやすいので、移動平均を見る方が適当と考えます。
そうすると、今回、移動平均が減少したことは好ましい兆候と思いますが、GMの再建に関連した自動車関連業界の解雇の行方などを考えると、まだ何とも言えないような気がします。
今後の推移を見守りたいと思います。