2009年1月28日水曜日

大きく落ち込んだS&amp&#59;Pケースシラー住宅価格指数

1月27日(現地時間)、公表された昨年11月のS&Pケース・シラー住宅価格指数(主要20都市圏)は、前月比マイナス2.2%、前年同月比マイナス18.2%となりました。


今回、大幅下落と言える水準と言えますが、ほぼ大方の事前の市場予想通りと思います。


ピーク時(2006年)と比べ、同指数は25.1%低下しています。


過日(1月26日、現地時間)に発表された昨年12月の米中古住宅販売は予想外に増加し、住宅市場が最悪期を脱した可能性があるとの見方も出ていました。


これは、価格が大幅に下落したことで、住宅購入が賃貸より安くつく状況に変わりつつあるとの見方によるものでした。


今回の下落は事前に予想されたものとはいえ、改めて米国住宅市場の厳しさを示したと思います。


日本の都市部の住宅地の価格がバブル崩壊後の下落した幅に比べ、まだ下げ幅は足りないとする見方もあり、市場には、S&Pケースシラー住宅価格指数が、2010年までに、さらに20~25%下落する可能性があると予想する向きもあるようです。


今後の推移が見守られるところかと思います。