2009年1月9日金曜日

英国政策金利は史上最低の水準に引下げ


1月8日(現地時間)、英国イングランド銀行は、政策金利を0.5%引き下げ、1.5%としました。


これで、英国の利下げは4カ月連続となりました。


英国の政策金利は英国史上最低の水準になりました。


市場では、英国が政策金利のさらなる引下げを予想する見方があるようです。


同日、英国ブラウン首相は、金融機関の資本増強から、企業プロジェクトや住宅保有などに必要とされる資金確保に重点を移したいと述べたことから、量的緩和政策に踏み込むのではないかとの観測が出ていますが、ダーリング財務相は、量的緩和政策導入を否定したようです。


昨年11月、G20が開催され国際協調利下げが注目された当時、市場の大方の見方は国際的な利下げが続くというものでしたが、当時想定されていたスピードに比べ、格段に早まっています。見方にもよると思いますが、およそ2~3倍のスピードと感じます。


海外メディアによれば、ダーリング英財務相は、G20財務相会合を、3月14日に英国で開催すると表明しました。

4月2日にロンドンで開くG20首脳会合の準備会合となります。


英国は金融機関に対する規制強化を主張しているようです。

今後の推移が見守られるところかと思います。