2009年1月25日日曜日

厳しさを増す地域経済

1月23日、北海道商工会議所連合会が発表した2008年10-12月期の道内中小企業の業況判断指数(DI)は、マイナス53.9となったようです。

これは、北海道拓殖銀行が破綻した直後に記録したマイナス54.3(1998年7-9月期)に次ぐ水準のようです。


現在までのところ、景気後退による生産の落ち込みは、マクロ指標からすると、既に前回の金融危機を上回っていると考えられるところ、日本の各地域経済へ与える影響が懸念されるところです。


ちなみに、中小企業基盤整備機構調べによる各都道府県別の中小企業の業況判断DI(製造業、2008年10-12月期)で、前期比で落ち込み幅の大きい都道府県は、次の通りです。


都道府県別の中小企業の業況判断DI(製造業)
2008年10-12月期 前期差


富山県 -26.0
神奈川県-24.1
大阪府 -21.2
長野県 -20.8
徳島県 -20.1
石川県 -18.6
福井県 -17.7
山口県 -17.5
鹿児島県-17.5
福島県 -17.1
山形県 -14.4
三重県 -13.4
愛知県 -12.6
栃木県 -12.5
静岡県 -12.4
滋賀県 -12.1
岡山県 -11.8
山梨県 -11.4
青森県 -11.2
島根県 -11.0
愛媛県 -11.0
東京都 -10.5
香川県 -10.2

(出所)中小企業基盤整備機構