1月1日(現地時間)、EUに2004年に加盟したスロバキアは、単一通貨ユーロの流通を開始しました。
これで、EU加盟国27カ国のうちユーロ導入は16カ国目となります。
2007年、USドルは対ユーロで約11%安、対日本円で約7%安でした。
2008年、USドルは対ユーロで約9%高、対日本円で約15%安でした。
2008年、USドルは、主要通貨間では高く推移しました。
今年、為替はどう動くのでしょうか、米国の経済実態は厳しさを増しているとみられます。
ユーロ圏も経済実態は厳しい状況にあり、各国の協調が重要な局面にありますが、ユーロ通貨を導入していないチェコが、今年1月1日に今年上半期のEU議長国となりました。
チェコのクラウス大統領はEU懐疑派で、チェコは連立与党が議会の過半数を占めていない状況にあります。
今年上半期のEUは安定した運営が図られるのか、景気対策に関する考え方で必ずしも一枚岩と言えないEUの動向が見守られるところかと思います。
2007年
対ユーロ | 対日本円 | |
USドル | -10.8% | -6.7% |
2008年
対ユーロ | 対日本円 | |
USドル | 9.3% | -15.2% |
(注)暦年、12月平均値/1月平均値。筆者作成。