報道によれば、中国政府は、新たに、銅や希少金属についても戦略備蓄体制を確立していく方針を明らかにしました。
中国の経済成長のために必要な鉱物資源を安定的に確保する目的とのことです。
中国の国土資源省が、鉱物資源の確保について2015年までの方針をまとめた計画書の中で明らかにしたものです。
詳細は不明ですが、希少金属は、中国だけが必要なものではなく、国際的に必要とされているものです。
金融市場の混乱が生じる以前、原油、銅、アルミ及び鉄鉱石等の市場価格は、中国の需要動向が影響していたと思います。
景気後退下で、需要が低下している現状では、短期的な可能性は高くないと思われるものの、今後、各国の警戒感が強まり、希少金属の価格が上昇していくシナリオがありうると思います。