2009年1月2日金曜日

リーマンショック後、主要先進国で最大の下げ幅となった日本の株式市場

昨年9月のリーマンショックは、国際的な金融市場の混乱として、その影響が連鎖していきました。


当初、リーマンショックに対しては、 日本の経済閣僚より「ハチが刺した程度」といった見方が提示されるなど楽観視されていましたが、その後、日本への影響は少なくありませんでした。


その後、日本も金融市場の混乱の影響はあったとしても、それでも日本は金融市場は世界的にみて相対的に混乱の度合いは少ないとの認識が拡がり、現在もそれは継続しているような気がします。


しかし、リーマンショック後の主要各国の株式市場の変化率を見ると、最も下落幅が大きいのは日本と言えます。


日本は、他の主要各国と同様、資本市場は大きく影響を受けており、時機を得た適切な対応の必要性・重要性は高いのだということを改めて確認したいと思います。


政府の役割が高い局面にあって、適切な対応を政府に期待したいと思います。



リーマンショック前→2008年末の変化率


指標変化率
米国NY dow-24.0%
英国FTSE100-21.3%
ドイツDAX-25.1%
フランスCAC40-28.2%
日本TOPIX-31.5%


(注)リーマンショック前:2008年8月終値