2009年1月3日土曜日

厳しい景況感を示したISM製造業景気指数

1月2日(現地時間)、ISM(米供給管理協会)が発表した2008年12月の製造業景気指数は32.4となりました。

これは、事前の大方の市場予想を下回る厳しいものでした。


同指数は、50が景気を見極めるうえでの分岐点となり、50を上回ると景気拡大、50を下回ると景気後退を示唆しています。


今回公表された2008年12月の同指数は前月から一段と低下しており、企業の景況感は悪化傾向にあることを示しています。


今回の32.4は、1980年以来の低水準であることを併せて見ると、底の見えない厳しい景気情勢にあると言えます。


事前の大方の市場予想を下回る水準となった厳しい同指数の公表は、オバマ新政権の景気対策に期待する声が高まる可能性があると思います。


20日の新政権発足後の政策動向と今後の同指数の推移が注目されるところかと思います。



ISM製造業景気指数


2008年
12月32.4
11月36.2
10月38.9
9月43.5
8月49.9
7月50.0
6月50.2
5月49.6
4月48.6
3月48.6
2月48.3
1月50.7

(出所)ISM