海外メディアによるシリアのバッシャール・アル・アサド大統領に対しインタビューが行われ、アサド大統領は、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの攻撃についてコメントしました。
今回のインタビューで、アサド大統領は、
イスラエルの攻撃は、自国に対するロケット弾攻撃に対抗したものだという理由で正当化されるとは思わない。
何故なら、停戦期間中、イスラエル側に死者は出ていないが、ハマス側は暗殺により多くの死者が出ている。
今回のイスラエルの攻撃は、結果的に、イスラエル攻撃の過激化を高めるものになると予想する。
という旨のコメントを話しました。
シリアは、1991年のマドリッド会議に端を発する現行の中東和平プロセスを支持しており、中東和平問題など中東情勢の鍵を握る重要な立場にある国と一般に理解されています。
今回のシリアのアサド大統領のインタビューのTV放送をみて、仮に停戦に達したとしても、停戦後の中東情勢の安定化への道のりは容易ではないと改めて感じた次第です。