インド政府は、1月24日(現地時間)にインドのシン首相は心臓のバイパス手術を受けたところ、経過は良好に推移していると発表したようです。
国民会議党が主導するインドの現連立政権の任期は今年5月までであり、5月前に総選挙が始まる見通しです。
シン首相は今年76歳の高齢にあり、手術後に休養を経て、政治活動への復帰は3月ごろになるとの見方もあるようです。
インドの与党(国民会議党)は、シン首相の後任者を考えていないと表明しているようです。
シン首相の復帰まで、ムカジー外相がシン首相の代行にあたるようです。
シン首相の復帰のタイミングはどうなるのか、現時点でシン首相の手術と休養は、近い将来の総選挙を前にして、インド政権与党にとって、大きな打撃と言えます。
1月25日(現地時間)、インドの首都ニューデリー近郊で同日未明、パキスタン人テロリストと見られる男2人と銃撃戦の末、射殺したと発表したようです。
次期総選挙は、与党も野党も圧倒的な勝利を得ることはできず指導力は限定的になるとの見方があるようですが、アドバニ元副首相を次期首相候補とする野党(インド人民党)も、最近、産業界からのモディ州首相に対する支持が広がっているなど、体制は磐石とは言えないようです。
経済、治安で、大きな課題に直面しているインドの政権、選挙、政策の行方が見守られるところかと思います。