3月24日(現地時間)、公表された1月のユーロ圏鉱工業受注は、前月比マイナス2.0%、前年比プラス7.0%となりました。
事前の大方の市場予想は、前月比プラスを予想していたところ、予想に反してマイナスになったと言えます。
ただ、同日、公表された3月のユーロ圏PMI(購買担当者景気指数、製造業、速報値)は56.3、前月比プラス2.1ポイントとなりました。
事前の大方の市場予想(ほぼ横ばい)に反して予想外のプラスになったと言えます。
今回、鉱工業受注は、ユーロ経済の厳しさを示したものの、製造業PMIからすると先行きの回復の兆しを示したように見えます。
個人的には、ユーロ圏経済は、ギリシャ財政問題などを抱え、厳しいと見ていましたが、今回の製造業PMIをみると、こうした見方をすぐに修正しないまでも再確認すべきと感じました。
今後の推移を見守りたいと思います。