3月19日、公表された2月の電力需要実績(電気事業連合会調べ、速報)は、767億kWh、前年比プラス5.5%となりました。
産業用の大口電力需要は前年比プラス17.7%と前年実績を3カ月連続で上回りました。
業種別では、鉄鋼、非鉄金属、化学、機械が3カ月連続、紙・パルプ、繊維、窯業・土石が2ヵ月連続で前年実績を上回りました。
電力需要は、家庭生活や産業活動と密接な関係があり、電力需要が伸びているということは、家庭生活や産業活動が回復に向かっていることの表れと考えられます。
ただ、依然として2008年2月の水準を下回っており、リーマンショック前の水準にまでは戻っていないと言えます。
今後の推移を見守りたいと思います。