3月9日(現地時間)、ギリシャのパパンドレウ首相は訪問先の米国でクリントン国務長官と会談しました。
パパンドレウ首相は、米国に対し支援を求めているわけではないと強調した上で、国際的な金融市場における投機的な動きに対する規制を強めて欲しいと述べました。クリントン国務長官は、ギリシャの取っている方策を支持すると述べるにとどまりました。
欧州では、投機を目的とした取引に対する規制、CDSに対する空売り規制、が検討されています。
最近、欧州版のIMF(国際通貨基金)を設立する案が出ており、パパンドレウ首相は、これに期待を示しているようです。
3月4日のギリシャの国債発行は無事に行われました。
次回、ギリシャが新規に国債を発行しようとした際のCDSの水準がどうなっているのか、今後の推移が見守られるところかと思います。