3月16日(現地時間)、ユーロ圏財務相理事会で、財政問題で苦しむギリシャに対する支援についての討議で、2国間支援を含めたギリシャ支援の枠組みを支持しました。
今後、25日、26日に開催予定のEU首脳会議で、ギリシャに対する具体的な支援策をまとめる方向で最終調整をしているようです。
ギリシャは、4月から5月にかけて、国債償還のための資金調達(約220億ユーロ)を予定しています。
仮に、ギリシャが予定通り資金調達が出来なかった場合、支援のあり方が問題になります。
現時点ではギリシャは支援を要請していません。仮に、支援を要請したならば、ギリシャはさらなる緊縮財政策、税の引き上げ策をとらざるを得ませんが、ギリシャの国内政治社会情勢からすると、そうした方策を講じるのは困難とみられるからです。
海外メディアによれば、3月16日(現地時間)、ドイツのショイブレ財務相は、ユーロ圏で財政破たんに直面する国が出た場合、ユーロ圏諸国は断固とした協調行動を取ると述べたとのことです。
今後の推移が見守られるところかと思います。