3月17日(現地時間)、OPEC(石油輸出国機構)は、ウィーンで総会を開催し、生産量を据え置く(現行の水準:日量2484万バレル)ことで合意しました。
事前に、OPEC加盟国の間では生産量を据え置くとのコンセンサスがあるとの見方が示されていましたが、この見方通りの結果になったと言えます。
OPECは、今後原油需要は増加すると予想しているものの、世界経済の先行き見通しは依然として不透明であるとして、生産量の据え置きを決定したようです。
世界経済が順調に回復していくとすれば、先行きの石油の世界需要も増加に向かうと考えられます。
3月17日、公表された日本国内のレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、前週より1円30銭高の130円40銭(1リットル当たり)となりました(石油情報センター調べ)。
130円を超えたのは1年4カ月ぶりのことです。
今後の推移が見守られるところかと思います。