3月21日(現地時間)、国連の潘基文事務総長は、パレスチナ自治区のガザを訪問しました。
潘基文事務総長は、イスラエルによるガザ地区の包囲を非難しました。
最近(3月19日)、イスラエルとパレスチナの和平仲介を目指す米国、ロシア、EU(欧州連合)、国連の閣僚級代表による中東和平4者協議が行われ、イスラエルによる東エルサレムでの入植拡大計画を非難する一方で、両紛争当事者に自重を求め、直接交渉の再開を促す共同声明を発表しています。
最近、イスラエルに対する圧力が高まっており、今回の潘基文事務総長によるガザ訪問によって、イスラエルによるガザ包囲がある程度緩くなるのではないか、ひいては中東和平再開のきっかけになるのではないかと期待する見方が高まりつつあるようです。
3月20日には、イスラエル軍とパレスチナ側が衝突し、パレスチナ側で死者がでました。
3月21日には、パレスチナ側は抗議デモを行いましたが、イスラエル軍の銃撃で新たな死者がでています。
早期の中東和平再開を期待しつつ、今後の推移を見守りたいと思います。