3月3日(現地時間)、公表された米国の2月のADP雇用報告によれば、米国の民間部門雇用者数はマイナス2万人となりました。
米国では悪天候などから雇用者数のマイナスそのものは、事前の大方の市場予想通りだったと言えます。
今回の結果に着目すると、マイナス幅は縮小傾向にあり、プラスに転じるのはもうすぐのように見えます。
しかし、市場では、米国の雇用が拡大する時期は、かなり先ではないかとの見方が出されています。
同日公表されたベージュブック(米国のFRBが公表する地区連銀経済報告)では、雇用情勢について、レイオフのペースは鈍化したものの、採用計画は全般的に軟調と述べています。
今週金曜日は米国の雇用統計が公表予定です。
今後の推移を見守りたいと思います。