3月4日(現地時間)、公表された米国の先週分(2月27日終了週)の新規失業保険週間申請件数は46万9千件、前週比マイナス2万9千件となりました。
最近(2月13日終了週以降)、前週比プラスが続いていましたが、今回、マイナスに転じました。
事前の大方の市場予想はマイナスに転じると予想しており、市場予想通りの結果と言えます。
4週間移動平均の申請件数は47万750件、前週比マイナス3500件となりました。
今回、トレンドを示す4週間移動平均の新規失業保険週間申請件数がマイナスに転じたのは好ましい兆しと言えます。
ただ、個人的には、今回の結果のみに着目すると、昨年12月から今年1月にかけて、45万件を下回り、40万件に近づく動きとなり、米国の民間雇用が拡大に向かう兆しを示したほどの状況には見えません。
米国時間の金曜、雇用統計が公表される予定です。
大方の市場予想では、雇用統計における非農業部門雇用者数はマイナスが続くと予想しています。
今後の推移が見守られるところかと思います。