3月11日(現地時間)、ニュージーランドの中央銀行は、政策金利の据え置き(2.5%)を決定しました。
据え置きは、事前の大方の市場予想通りの結果だったと言えます。
今回の発表前、市場では、4月の利上げを予想する見方がありました。
しかし、今回、ニュージーランド中央銀行は、今年半ばより前に、利上げを開始するとは予想しない、との姿勢を改めて示したことで、4月の利上げ観測は後退しているようです。
3月11日(現地時間)、スイスの中央銀行は、政策金利の据え置き(目標レンジ0.00~0.75%、目標値0.25%)を決定しました。
先月、スイスの中央銀行の副総裁は、金融引き締めの必要性を認めつつも、急速な利上げを実施するには時期尚早との認識を示していました。
副総裁は、スイス経済が予想通り回復すれば、現在の金融政策は修正する必要があるとの認識を示していました。
今回(3/11)、スイスの中央銀行は、スイス経済の成長率予想を上方修正しました。
またスイスフラン高抑制に向けた介入継続姿勢を維持した。
スイスの中央銀行は、従来の想定よりも出口戦略を早めていく可能性があるように見えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。