2010年3月27日土曜日

日本の3月のCPI(東京都区部)

3月26日、公表された日本の3月のCPI(消費者物価指数、東京都区部、中旬速報値、総合、平成17年=100)は98.9、前月比プラス0.3%、前年同月比マイナス1.8%となりました。


前年比でプラスに寄与したのは、灯油,ガソリンなどの上昇幅が拡大したことにあります。


前年比でみると、生鮮食品を除く食料の下落幅は前月より拡大しました。


食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数は97.8、前月比プラス0.4%、前年同月比マイナス1.2%となりました。


東京都区部のCPIは、日本全国の物価の先行指標と言え、GDPギャップの大幅マイナスが続いていることも併せてみると、デフレは当分続く可能性が相当高いと言えます。

最近、原油の先物相場は強気の見通しを示す見方が出されているようですが、商品市況の行方は気がかりです。

今後の推移が見守られるところかと思います。