3月28日(現地時間)、赤いシャツをトレードマークにしたタクシン元首相支持派による反政府デモが続いているタイで、変化の兆しがありました。
TV放送で、現政権側(アピシット首相側)が、タクシン元首相支持派に対し、交渉する用意があると表明し、28日夕刻(現地時間)、バンコク中心部の政府関連施設で会談が行われました。
会談はTV中継され、タクシン元首相支持派は、議会の解散を要求し、現政権側は、今すぐに解散すればかえって不安定になると懸念を示しました。
今回の会談では、双方が自らの主張を述べたに過ぎませんが、交渉が行われたこと自体が進展ではないかと思います。
今回の会談がきっかけとなって爆弾事件が起きるなど緊迫した情勢になっていたタイにとって解決に向けた第1歩となることを期待し、今後の推移を見守りたいと思います。