3月5日(現地時間)、公表された米国の1月の消費者信用残高は、年率換算で前月比プラス2.4%となりました。
前月比プラスは12カ月ぶりのことでした。
内訳をみると、リボ払いは同マイナス2.3%、非リボ払いは同プラス5.0%でした。
リボ払いはマイナスであったものの、11月のマイナス18.5%、12月のマイナス12.9%に比べ、マイナス幅は大きく縮小しました。
非リボ払いで貸し出しを伸ばしたのは商業銀行でした。
米国の消費者は、ほぼ債務を圧縮し終え、銀行の融資に対する慎重姿勢は少なくとも消費者ローンに関しては変化しつつある兆しのように見えます。
2月の米国の雇用統計が米国の雇用情勢の改善を示唆したことと併せてみると、米国の先行きの消費は下方硬直性が高く、今後トレンドとしては改善に向かうのではないかと予想します。
今後の推移を見守りたいと思います。