2010年3月6日土曜日

米国の2月の雇用統計

3月5日(現地時間)、公表された米国の2月の雇用統計によれば、米国の非農業部門雇用者数はマイナス3万6千人、失業率は9.7%となりました。


今回、非農業部門雇用者数は、事前の大方の市場予想でマイナスを予想しており、予想通りマイナスだったと言えます。


今回、失業率は、前月と変わらずでしたが、事前の大方の市場予想では悪化を懸念していたところ、横ばいに留まったと言えます。


今回の結果に関し、市場ではポジティブに受けとめる見方が多いように思います。


雇用情勢がポジティブということは、利上げ要因になりえます。


この点、過去の事例からすると、今回、FRBが雇用状況改善と受けとめるとしても、雇用状況の改善動向について数カ月間推移を見た上で、利上げに踏み切るかどうか判断する可能性が高いのではないかと思います。


今後の推移を見守りたいと思います。