3月8日(現地時間)、バーセルでBIS(国際決済銀行)主催の主要先進国・新興国中銀総裁によるグローバル経済会議が開催されました。
日本銀行の白川総裁、ECB(欧州中央銀行)のトリシェ総裁、中国人民銀行の周小川総裁、ドイツ連邦銀行のウェーバー総裁などが出席しました。
今回、BISは、メキシコの中央銀行の総裁だったオルティス氏の後任として、フランスの中央銀行のノワイエ総裁を会長に選出しました。
会議後の記者会見で、ECBのトリシェ総裁は、次のようにコメントしました。
1.世界経済の成長は底堅い(比較的力強い)。
2.金融政策の非伝統的措置の解除を利上げの兆候ととらえるべきではない。
3.出口戦略の決定は、市場動向によるが、問題について共通の決断を導くことができる状況ではない。
今後の推移を見守りたいと思います。