2009年4月22日水曜日

ドイツZEW景気期待指数はマイナスから反転しプラスに

4月21日(現地時間)、ドイツのZEW(欧州経済センター)が発表した4月の独ZEW景気期待指数は13.0と、前月のマイナス3.5から反転し、プラスに転じました。


同指数がプラスになったのは2007年7月以来のことでした。


大方の事前の市場予想を大きく上回る(良好な)水準と言えます。


4月のZEW現況指数はマイナス91.6と、前月のマイナス89.4から悪化しました。


大方の事前の市場予想を下回る(悪い)水準と言えます。


独のZEW景気期待指数は、アンケートによる6ヶ月先の景気見通しに関する景況感調査であり、今回の公表結果のみを見ると、単月ながら、ドイツの足元の景況感は厳しいものの、底打ちの兆しを示しているように見えます。


日米に比べ、経済的に厳しいと言われる欧州経済ですが、欧州最大の経済圏であるドイツの景況感の今後の推移を見守りたいと思います。