4月24日、公表された3月の企業向けサービス価格指数は前年同月比マイナス2.1%、前月比プラス0.9%となりました。
前年同月比は、6カ月連続のマイナスとなりましたが、速報値ながら、マイナス幅は前月より0.5%縮小しました。
一般に、企業向けサービス価格指数は消費者物価指数に先行すると考えられるところ、デフレ懸念は続いているものの、ごく僅かながら緩和されたようにも見えます。
ただ、今回のマイナス幅の縮小は為替要因によるものであり、需給ギャップは依然大きいことを考えると、デフレ懸念は依然強いと考えるのが自然かと思います。
今後の推移が見守られるところかと思います。