2009年4月23日木曜日

ウェルズ・ファーゴの好決算、モルガン・スタンレーの市場予想より悪い決算

4月22日(現地時間)、大手米銀ウェルズ・ファーゴは2009年第1四半期決算を公表しました。

利益は過去最大の30億5千万ドルとなりました。

住宅ローン業務が寄与しました。

貸倒償却は32億6千万ドルと、前四半期の61億ドルから減少しました。

モーゲージとホームエクイティローンの貸出額は前四半期からほ倍増し、第2四半期も堅調に推移するようです。


4月22日(現地時間)、大手米銀モルガン・スタンレーは2009年第1四半期決算を公表しました。

2四半期連続で赤字となりました。

不動産投資関連損失などが影響しました。


市場では、ウェルズ・ファーゴは好決算、モルガン・スタンレーは予想より悪い決算と受けとめたようです。


個別金融機関で大きく印象が異なり、「大手米銀」という括りで捉えることの難しさを改めて認識した次第です。


市場全体のセンチメントを推定するに、個別金融機関の決算により影響を受けると考えられるところ、NY株式市場の動きとしては、NYダウ終値は前日比マイナス82.99(同マイナス1.04%)の7886.57ドルとなったことからすると、ネガティブな情報に反応したようです。


市場のセンチメントを含め、今後の推移が見守られるところかと思います。