4月20日(現地時間)大手米銀バンク・オブ・アメリカは2009年第1四半期決算を発表しました。
純利益は1株当たり0.44ドルと、前年同期の同0.23ドルから増加しました。
保有株式の売却に伴う利益など一時的な利益が寄与する一方、貸倒損失は前年同期比で2倍以上に、不良資産は同3倍以上にそれぞれ拡大しました。
買収したメリルリンチの業績が純利益に占める割合は30億ドル超としました。
利益の水準は事前の大方の予想を上回りましたが、一時的要因による利益によるものでお、決算内容は悪化しているとの印象と言えます。
同日のNY市場は、バンカメ決算が金融株を圧迫し、NYダウ終値は7,841.73と前日比マイナス289.60(同マイナス3.56%)で引けました。
水曜日にはウェルズ・ファーゴ、モルガン・スタンレーの決算発表が予定されています。
今後の推移が見守られるところかと思います。