4月19日(現地時間)、 トリニダード・トバゴで開催されていた米州首脳会議は閉会しました。
米国と中南米は、関係改善に向かっていることが鮮明になったようです。
昨年9月、反米路線で知られるベネズエラのチャベス大統領は、チャベス大統領の暗殺を陰謀している組織の後ろ盾に米国の存在があるとして、同国に駐在する米国大使を国外退去するように命じました。
また駐米ベネズエラ大使は帰還することになりました。
今回の会議で、チャベス大統領はオバマ大統領に対し、ウルグアイの左派系作家の著書を贈り、会議の場でオバマ大統領に、友達になりたいと改めて述べたようです。
中南米諸国は米国に対しキューバ制裁の解除を求める圧力をかけたようですが、サマーズ氏は、民主化などの面でキューバ側が行動を改めるべきと表明しました。
関係改善に向かう米州関係の今後の推移が見守られるところかと思います。