南アフリカでは4月22日に総選挙の投票が行われ、凡そ4割程度の開票が進んでいるようです。
中間集計による得票率は、与党ANCが66%、民主同盟が17%、国民会議が8%といった状況のようです。
ANCの勝利とズマ氏の次期大統領就任は確実な情勢ですが、与党ANCが議席の3分の2を占めるかどうかは微妙な情勢です。
ANCには汚職体質があるとの指摘があるようですが、民主同盟はクリーンな政治を打ち出しています。
高い投票率から国民の高い関心を表す南アフリカの総選挙ですが、選挙結果が南アの政治にどの程度の影響があるか、選挙結果の行方が気になるところです。
インドでは、4月16日から下院総選挙の投票が始まりました。選挙は5月中旬まで続きます。
現在のところ、地方政党が主導権を握りそうな展開となっているようです。
インドの2大政党は、ネール・ガンジー政権の流れをくむ 与党 国民会議派とヒンズー至上主義を掲げる 野党 インド人民党ですが、今回の総選挙後、地方政党との連立政権が誕生する可能性が指摘されているようです。
今回のインドの総選挙では、毛派の反政府組織による選挙妨害が目的とみられる爆発や列車占拠などが相次いでいるようです。
日本でも確実に年内に衆院総選挙が行われます。
世界の政治が何処に向かうのか、各国の選挙の行方が見守られるところかと思います。