2009年4月27日月曜日

クリントン国務長官がレバノンを電撃訪問

4月26日(現地時間)、米国のクリントン国務長官は、イラクに続き、レバノンを電撃訪問しました。


首都ベイルートでスレイマン大統領と会談しました。


クリントン国務長官は、同国で6月に予定される総選挙が、オープンで自由・公正に行われるよう呼びかけました。

これは、隣国シリアや、シリアの支援を受けるイスラム教シーア派組織ヒズボラなどをけん制したものと受けとめられています。


過日、エジプト治安当局は、レバノンに拠点を置く反米のイスラム教シーア派組織ヒズボラのメンバーらがエジプトでテロ攻撃などを企てたとして、少なくとも四十九人を拘束しました。


レバノンでは、過去、親欧米、親シリアなどの勢力間の闘争で政治家の暗殺事件が多発しました。


6月の国民議会選挙をめぐりこうした闘争が繰り返されるのではないかとの懸念が出されています。

今後の推移が見守られるところかと思います。