4月13日、発表された3月の企業物価指数(速報)によれば、国内企業物価指数(2005年=100.0)は104.3、前月比マイナス0.2%、前年比マイナス2.2%となりました。
前月比では昨年9月以来のマイナスが続いていますが、マイナス幅は縮小傾向を見せています。
前年比では3カ月連続のマイナスとなり、マイナス幅は拡大しています。
輸入物価指数は円ベースで100.8、前月比プラス3.4%、前年比マイナス19.6%となりました。
一般に、企業物価指数は、需給に敏感に反応すると考えられるところ、国内企業物価指数は前年比では大幅なマイナスとなったものの、前月比のマイナス幅は縮小してきていることからすると、価格下落は続いているものの、落ち着きつつあるようにも見えます。
輸入物価指数が前月比プラスになったのは、円安の影響と考えられ、仮に、為替水準が同様とするならば、政府の景気対策によって需給が改善し、生産コスト面と併せ、価格は下げ止まり、上昇する可能性もあるように見えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。