11月5日(現地時間)、ECB(欧州中央銀行)は、政策金利を1.00%に据え置くと発表しました。
政策金利の据え置きは事前の市場予想通りの結果と言えます。
事前に市場で注目されていたのは、トリシェ総裁のコメントでした。
今回、トリシェ総裁は、1年物資金供給オペを年内で終了する考えを示唆し、欧州経済は年内にプラス成長を回復する可能性があると指摘しました。
市場では、ECBが出口戦略に向かっているとの見方が出され、ユーロ高(対ドル)、短期金利上昇の動きが出ました。
今後、12月のECBスタッフ経済予想などが注目されるところかと思います。