11月19日(現地時間)、アフガニスタンの首都カブールで、カルザイ大統領の就任式が行われました。
米国からは、クリントン国務長官が出席しました。
カルザイ大統領は、5年以内にアフガニスタンの治安を外国人部隊ではなく、自国が主導できるようになることを目指す旨を表明しました。
クリントン米国務長官は、アフガニスタンが治安に関する期待に応え、責任ある政府となること、また、不正に対して厳しい態度でのぞむことが必要であり、言葉ではなく行動が大切と発言しました。
かねてよりアフガニスタンでは汚職の横行が指摘されており、最近も、アフガン政府当局者が、鉱山開発の見返りとして中国企業から賄賂を受け取った疑惑が報道されています。
個人的な印象としては、治安の回復も汚職の一掃もアフガニスタンにとって解決は容易ではないと思います。
仮に、こうした点の問題が深刻化していくならば、米国のアフガニスタンへの支援は不安定になっていくのではないかと想像します。
アフガニスタン問題が解決に向かい、治安も回復していくことを願いつつ、今後の推移を見守りたいと思います。