週明け後、米国のオバマ大統領が来日の予定です。
先日(11月3日、現地時間)、オバマ大統領は、ホワイトハウスで、訪米中のドイツのメルケル首相と首脳会談を行い、コペンハーゲンで開く国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)までに、各国がさらに努力する必要があるとの認識で一致したようです。
オバマ大統領は、アフガニスタンの情勢安定に向けたドイツの軍部隊派遣などの協力にあらためて謝意を表明すると共に、米独関係を米欧関係の特別な支柱と評価しました。
現在、ドイツ国内ではアフガン撤退を求める世論が強まっているものの、9月の総選挙の結果、保守・中道連立政権になり、ドイツの派兵継続や増派の可能性が出ているようです。
ドイツのメルケル首相は、米国の上下両院合同会議で演説し、COP15で次期枠組み合意達成の必要性を強調すると共に、審議中の米温暖化対策法案の可決を急ぐよう議会に訴えました。
11月6日(現地時間)に開催された国連気候変動枠組み条約作業部会は、ほとんど進展なく閉幕しました。
2009年中のポスト京都採択に向け、約40カ国・地域の首脳が出席すると言われる12月にコペンハーゲンで開催されるCOP15(国連気候変動枠組み条約締約国会議)に注目が集まるところです。
今回のオバマ大統領の来日時にアフガン、温暖化問題、日米関係などに関連し、どういったメッセージが出されるのかなどが注目されるところかと思います。