現在、コソボでは地方選挙が行われています。
従来、セルビア系住民がボイコットしていましたが、今回の選挙は予想より高い投票率になっているようです。
コソボ独立は、日本や米国など63カ国が承認していますが、国連加盟192カ国の3分の1程度に留まっています。
今回の選挙は国際的な監視団も派遣されており、民主的な選挙が行われていることを国際的にアピールできれば、コソボ独立を承認する国が増えるのかも知れません。
ただ、最近(10月下旬)、来日したセルビアのイェレミッチ外相は、日本のマスコミとの会見で、コソボの独立は決して認められないとの立場をあらためて強調しました。
コソボは、将来のEU加盟等、欧州・大西洋統合を目標とし、国連等国際機関への加盟を目指していますが、一筋縄ではいかないようです。
現在、国際司法裁判所がコソボの独立宣言の正当性を審理しており、どのような結論が出されるのかが注目されます。
今後の推移が見守られるところかと思います。