11月10日(現地時間)、公表されたドイツの11月のZEW景気期待指数は51.1、前月比マイナス4.9ポイントとなりました。
10月23日(現地時間)、公表されたドイツの10月のIFO独業況指数は91.9、前月比プラス0.6ポイントとなりました。
ドイツのZEW景気期待指数は、6カ月先の景気が良くなるか、悪くなるかを市場関係者にアンケート調査したものですが、IFO指数や鉱工業生産指数に対する先行指標と言えます。
10月23日に公表されたドイツの10月のIFO独業況指数は改善したものの、事前の大方の市場予想を下回る改善幅だったと言えます。
11月9日(現地時間)、ECB(欧州中央銀行)のトリシェ総裁は、世界経済は従来予想されていたよりも若干良好な水準の成長が確認されたと述べるなど、今後の金融政策の行方に注目が集まりました。
12月には、ユーロ圏経済に関するECBスタッフ予想が公表される予定であり、市場では成長率見通しが上方修正される可能性が指摘されています。
EU最大の経済大国であるドイツの経済指標等と併せ、今後の推移が見守られるところかと思います。